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五線譜のラブレター 【De-Lovely】

日曜日の夜、淀やんの「サヨナラサヨナラ、サヨナラ」後に流れた
哀愁のメロディ=「ソー・イン・ラブ」の作曲家としてお馴染み、
コール・ポーターの伝記ミュージカルです。

曲はよく聴いていたけど歌詞をじっくり読んだことがなかったわし。
ちゃんと韻ふんでるなぁくらいにしか思ってなかった。この映画で
は楽曲の生まれる過程がポーターの心の動きとリンクして描かれて
いて、歌詞がすーっと染み込んでくる感じです。いやいやメロディ
にも増して歌詞がこんなに素晴らしかったなんて!ますますファン
になってしまった。



軽いお色気ソング「レッツ・ドゥ・イット」でくすくす笑い、男同
士で歌ってしまう「ナイト・アンド・デイ」に鳥肌。「トゥルー・
ラブ」でじんわり涙ぐみ、「ソー・イン・ラブ」でとうとう落涙。
あまりにもストレートなラブソングに心が揺さぶられました。

さてポーターという人はゲイだったのですが、パリの社交界で美貌
の未亡人リンダと出会い、結婚しちゃいます。超セレブなセックス
レスカップル。キャリーがコラムのネタにしそうなお話です。放っ
ておくと享楽のほうへ走ってしまいがちなポーターをヨーロッパか
らブロードウェイへ、最後はハリウッドへと時代の先端にうまく導
き、大作曲家に育て上げたのは妻のリンダだった、らしい。彼女は
精神的にも自立していて、男に頼るような生き方はしたくないし必
要もなかった。ポーターの才能を伸ばし育てることに生き甲斐を見
つけてしまったのですね。1920年代にそういう選択ができたリンダ
は本当に自由な人だったのだなぁ。自由を選んだために多くの困難
を背負い、すべてにきちんと責任を持って生きた人。すげぇカッコ
いい。アシュレイ・ジャド、はまり役です。

主役のケビン・クラインは歌もピアノも自前!こんなに芸達者だっ
たとは驚きです。ほかエルヴィス・コステロ、ナタリー・コール、
シェリル・クロウ、アラニス・モリセットほか多数のシンガーが
一歌手として出演してるのも贅沢。

この映画でコール・ポーターに興味を持ったらぜひミュージカル
「キス・ミー、ケイト」を見て!! わしがDVDお貸しします。


by aundo2005 | 2005-02-15 20:01 | Movie