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セブンソード【七剣】

武侠映画や武侠小説は、詳しくないけど結構好きなほう。日本の武士道は
主君への「忠」を重んじるのに対し、中国では「義」の精神に従う。って
いうのを読んだことがあって、自分の心情に合うなぁと思ったのでした。

原作は梁羽生の『七剣下天山』という歴史小説。清王朝(1660年代)の、
荒涼とした寒村が舞台となってます。村には反政府の秘密結社があり悪徳
軍人のターゲットにされている。タイトル通り、七つの名剣(と剣士)が
天山を下り、村人を救うために戦う話。『七人の侍』っぽいですね。




七つの剣にはそれぞれ特徴があって、選ばれし者しか扱えない。紅一点の
元英が持つ”天瀑剣”などは刃が柄のお尻からも出てくる!という使い手
にとっても凶器になりかねないシロモノで、授かった元英にも最初はなか
なか扱いきれない。天瀑剣と共に成長していく元英のエピソードはかなり
わかりやすく描かれているのだけど、その他の剣に関しては、映画を見た
だけではいまひとつ理解できなかったのが残念。おそらく小説ではもっと
興味深く描かれてるんだろうなぁ。『七剣』なんだから七つのキャラクター
がもっと見えてこないといけない気がするんだけど、全体に闇のシーンが
多く顔さえなかなか判別できないという具合で・・・ちょっと不満でした。

七剣士に扮するのは、劉家良(ラウ・カーリョン)、黎明(レオン・ライ)、
甄子丹(ドニー・イェン)、チャーリー・ヤン、その他。長老の劉家良と
作戦担当の黎明は置いといて、実質、アクションの主役はドニー・イェン!
今まで”手強い敵役”ばかりだったドニー様がとうとう主役に!! ロマンスの
部分が若干多すぎるような気もしましたが、華麗なアクションが満喫でき、
たまりまセブンでした。

監督ツイ・ハークは、ワイヤーを極力使わないようにしたかったらしく最近
流行りのふわっと華麗な戦いなどはありません。スピーディでシャープな、
剣と剣の対決。ドニー様がクライマックスで見せる、壁の迫った狭い空間で
の戦いなどは、名作『天地大乱』を思い出させる迫力でした。何故わざわざ
そんなややこしい戦い方をする?っていうシチュエーションが面白いんです
よ。敵役の孫紅雷(スン・ホンレイ)が何だか奇妙な存在感で、やはり敵が
大物だと盛り上がりますね。

ドニー・イェンのシーンを繰り返し見たい。


by aundo2005 | 2005-10-14 14:19 | Movie