カンフーハッスル 【功夫】

正月早々、傑作の登場です。
「功夫」という堂々としたタイトルにも自信を感じますねぇ。

文革前の中国を舞台にした、西部劇風ストーリーで
街を支配するヤクザ vs. 貧民窟の人々 + 流れ者、という構図なんだけど
力関係が強引に2転3転し、サプライズと失笑の連続です。




冴えないおじさんたちの中に実はカンフーマスターが!そのお出まし方が
超かっこよく、圧倒的な技の美しさにうっとりしてしまいます。
しかも超人的アクションを披露しておきながら、闘いが一段落した途端、
喜々として元のおかまキャラとかに戻るのも素敵すぎます。

カンフーの達人に扮するのは、香港伝説の凄腕俳優たち。本物。
「燃えよドラゴン」の1シーン*でブルース・リーのスタントを務めたという、
公言がはばかられるような経歴を持つユン・ワー(高桑さんにちょい似)とか
ウォン・フェイフォンの孫弟子にあたるサラブレッド格闘家のチウ・チーリン
(小沢昭一に激似)とか風貌にもクセありすぎな人達の中、いつもはバリバリ
主役のシンチーがちょっと引きぎみなのも正しいさじ加減かなと。
今回はハリウッド資本も入っているということですが、メジャーになっても
うんこ・おしっこ・お尻・女性への虐待、などの中華ギャグを外さないって
クレバーだと思いませんか!逆に!
お金かかってそうな貧民窟〈猪籠城塞〉のセットは九龍城を彷彿させる素晴
らしい出来で、テーマパークにして残してほしいくらい。
アクション監督(最近ではコレオグラファーというのか)や脚本や制作にも
今をときめく一流どころが名を連ねていて贅沢きわまりない!さすがに感動
のツボも最小限で効きまくってます。

チャウ・シンチーがブルース・リーを熱愛しているのは有名な話ですが
ストーリー中の少年同様、シンチーも「ブルース・リーになる」という夢を
この映画でほぼかなえたようであります。
サクセス、サクセス。(めでたし、めでたし)

   *妹の仇オハラを倒した必殺技サマーソルトキック。ブルース・リー
    にもできなかった技だそうです。機会があれば確認してみましょう。


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by aundo2005 | 2005-01-13 13:00 | Movie | Comments(0)